今日は金曜日
ラウンドワンで時間をつぶそうか
でもお金がないや
バス乗り場で時間をつぶそうか
今日は帰る家もない

なんてバカなんだろう
また嫌なことから逃げちゃった
こんな人間いないだろうな
でも一番辛いのは
そんな自分を責めることだ

携帯を機内モードにして眺める
ひとびとは楽しそうに笑う
たくさんの人生が行き交うなか
ただ座っている

バスに乗ってどこまでも
行けたらいいよな

今日は約束も守れない
あの人には悪いことしたな

どんなに明るくいようとしても
明るい未来を見たくない時があるんだ
どうしようもないよ

普通の人生だった
いつからおかしくなったんだろう
後ろを振り返ると
道は曲がりくねって
道筋がわからなくなっていたんだ


もう本当にわからないんだ
正しい道がなんなのか
いくらでもお金を積むから
神様教えてください

今日は夢に天使がでてきた
欝蒼とした森だった
天使は意地悪なやつだった

「一番乗り場にバスが到着しました
行き先を確認の上ご乗車ください」

呪縛のように繰り返される
行き先を確認しない人生だった
こんな人間になるなんて
わかっていたはずなのにな

かっこいくもない
情けない人生だ
みんなみたいに
のんびりバスを待てないんだ
いつも焦って台無しにしてしまう

僕の人生には待合室がない
僕の人生には待合室がない

いつか言われたな
「お前はクズだ」
その通りだよ
虚しいけど否定できない

目の前を座る小さな子供の肩
おにぎりを食べながら喋ってる
僕にもこんなときがあったのかな
喫茶店に入って
お茶を飲みながら
のんびり待つこともできない
不器用な性格でさ

携帯をお守りみたいに持って
僕はいったい何をしてるんだ
喉が渇いてもジュースも飲めない
お金がないから
これはきっと僕に与えられた罰なのさ

きっとこの先僕は
ろくなバスには乗れないだろう
誕生日のこの日に
僕は終わってしまったから

歩きながら思う
どうしてこんなに罪人みたいな顔をしてるんだろう?
それはきっと同じくらいのことをしたからだ

とある漫画家の人生は
他人事とは思えない
生まれ変わりかもなんてバカみたいなことも考えた
きっとろくな前世じゃなかったんだろう

時々
逃げてるのか戦ってるのか
わからなくなるんだ

100円もないし
おやつラーメンすら買えない
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